神服部

神服部 の読み方は

かんはとり
です。

神服部(かんはとり)は、日本の姓です。

由来は、伊勢神宮に仕え、神の御衣(かんみそ)を織る職を担っていた氏族に由来します。

神服部は、古代から伊勢神宮の重要な祭祀を担ってきた氏族です。神の御衣は、神の化身と考えられており、その織り手は神聖な存在とされていました。

神服部は、奈良時代には、服部氏の氏族の一部として、伊勢神宮に仕えていました。その後、神服部氏として独立し、伊勢神宮の神衣の織りを独占するようになりました。

神服部氏は、平安時代には、伊勢神宮の最高位の祭祀を担うようになりました。また、伊勢神宮の祭祀を管轄する神祇官にも進出し、朝廷にも重用されました。

鎌倉時代には、神服部氏は、伊勢神宮の神衣の製造を、神宮の管理下に置くようになりました。

江戸時代には、神服部氏は、伊勢神宮の神衣の製造を担い、伊勢神宮の重要な役割を担い続けました。

現代の神服部という姓は、主に三重県に分布しています。三重県伊勢市には、神服部氏の氏神である神服神社があり、氏族の繁栄を祈願しています。

なお、神服部という姓は、日本で唯一の苗字です。