大仏 の読み方は
おさらぎ
です。
「大仏」という名字は、全国で約170人ほどしかいない、非常に珍しい名字です。
「大仏」という名字の由来は、諸説ありますが、以下のような説が有力です。
- 地名から。
- 北条氏の名字から。
「大仏」という名字を持つ人の多くは、神奈川県に住んでいます。しかし、全国各地に少数みられます。
「大仏」という名字は、珍しさや、由来に秘められた意味など、興味深い名字です。
以下に、それぞれの説について、詳しく説明します。
地名から
「大仏」という名字の由来として、最も有力な説は、地名からであるというものです。全国各地に「大仏」「大仏寺」などの地名があり、これらの地名に由来すると考えられます。
「大仏」という地名は、古くから「大きな仏像」という意味を持つ言葉として使われていました。そのため、この地に住む人々が、「大きな仏像の近くに住む人」という意味で、大仏姓を名乗るようになったと考えられます。
北条氏の名字から
「大仏」という名字の由来として、北条氏の名字からであるというものもあります。北条氏は、鎌倉幕府の執権を世襲した氏族で、全国に多くの家臣を抱えていました。その中で、北条氏の支流の一つである「大仏流北条氏」が、大仏姓を名乗るようになったと考えられます。
北条氏は、鎌倉時代に、京都の「大仏寺」に参拝した際に、その威容に感銘を受け、大仏姓を名乗るようになったとも言われています。
どちらの説が正しいかは定かではありませんが、いずれにしても、「大仏」という名字は、歴史と伝統を感じさせる、興味深い名字と言えるでしょう。
なお、近年では、人気アニメ「鬼滅の刃」に登場するキャラクターの「大仏」の影響で、この名字に興味を持つ人が増えているようです。