御薬袋 の読み方は

御薬袋（みない）は、日本全国に約30人いる姓です。主に、山梨県に分布しています。

御薬袋という姓の由来には、以下の2つの説があります。

• 武田信玄の落とした薬袋説

最も有名な説で、武田信玄が落とした薬袋を拾った農民が届けたところ、信玄から「中をみたか」と聞かれた。農民が「みない」と応えると、信玄から褒美として、「薬袋」と書いて「みない」と読む名字を賜ったというものです。

この説は、武田信玄の人物像や、当時の御薬袋村の村民の生活状況からみて、比較的説得力のあるものと考えられています。

• 健康で薬袋を見ない説

御薬袋村は、甲斐国でも有数の長寿村として知られていました。そのため、健康で薬袋を見ないため「みない」になったという説もあります。

この説は、御薬袋村の歴史や、当時の薬袋の形状などからみて、それほど説得力のあるものではありません。

なお、御薬袋という姓は、現在は山梨県以外にも、兵庫県や東京都などに分布しています。しかし、その多くは、山梨県から移住してきた人々や、山梨県出身の婿養子などと考えられています。

御薬袋姓の著名人としては、以下の方々が挙げられます。

• 御薬袋夢吐（漫画家）

御薬袋という姓は、珍しい姓ではありますが、その由来や歴史には興味深い点が多くあります。