柯

の読み方は

おののえ
です。

「柯」は、漢字としては「櫟」とも書き、楢や樫などの広葉樹の総称です。また、古くは「こ」と読まれたことから、木の枝や木の根を意味する言葉としても用いられました。

「柯」を姓とする「柯氏」は、全国に約300人ほどがこの姓を名乗っている。その由来は、大きく分けて以下の2つが考えられる。

  • 地名から

「柯」という地名は、愛知県、長野県、岐阜県などに存在する。これらの地名は、古代において、楢や樫などの広葉樹が生い茂っていた場所であったことから、柯という地名がつけられたと考えられている。

  • 人名から

「柯」という人名は、古代において、楢や樫などの広葉樹の木材を扱う職業に就いていた人物に由来するといわれている。

読み方は、「おおのえ」が一般的だが、「か」と読む人もいる。

柯氏の多い都道府県を示す。

| 都道府県 | 人数 | |---|---| | 愛知県 | 121人 | | 長野県 | 87人 | | 岐阜県 | 37人 | | 静岡県 | 20人 | | 三重県 | 19人 |

柯氏は、主に東海地方に多い姓である。

有名人としては、政治家の「柯文哲」氏がいる。

なお、柯氏の多い愛知県には、「柯氏神社」という神社があり、柯氏の氏神様として祀られている。

「柯」を「おおのえ」と読む姓は、珍しい姓であるが、由緒ある姓であるといえるだろう。