榮久庵

榮久庵 の読み方は

えくあん
です。

榮久庵(えくあん)は、日本の姓の一つです。全国に約60人ほどが姓として使用しています。

由来は、以下の2つが考えられます。

  • 江戸時代の武士・榮久庵重次(えくあんしげつぐ)から由来すると考えられます。
  • 榮久庵という地名に由来すると考えられます。

榮久庵重次は、江戸時代の武士です。紀州藩士として仕え、寛文12年(1672年)に「榮久庵」の姓を賜りました。このことから、榮久庵姓は、榮久庵重次から由来すると考えられます。

榮久庵という地名は、群馬県多野郡上野村に存在します。この地は、かつて榮久庵氏が治めていた地であり、榮久庵姓は、この地に由来すると考えられます。

榮久庵姓の有名人としては、以下の方がいます。

  • 榮久庵憲司(工業デザイナー)

榮久庵憲司は、日本の工業デザイナーです。GKデザイングループの創設者であり、日本の工業デザイン界を代表する人物として知られています。

榮久庵憲司は、1929年9月11日に東京で生まれました。幼少期をハワイで過ごした後、東京に戻り、慶應義塾大学工学部を卒業しました。大学卒業後は、米軍のデザイン事務所に就職し、工業デザインを学びました。

1955年に帰国後、GKデザイングループを設立しました。GKデザイングループは、日本の工業デザインの黎明期を支えたデザイン事務所であり、榮久庵憲司は、同社の代表として、多くの画期的なデザインを世に送り出しました。

榮久庵憲司の代表的なデザイン作品としては、以下のようなものが挙げられます。

  • ソニーの「トリニトロン」テレビ
  • 日立の「ブラウン管」テレビ
  • 東芝の「ラジカセ」
  • サントリーの「BOSS」コーヒー

榮久庵憲司は、1979年に、工業デザイン界のノーベル賞とも呼ばれる「コーリン・キング賞」を受賞しました。また、1994年には、紫綬褒章を受章しました。

榮久庵憲司は、2015年2月8日に、85歳で亡くなりました。